ご挨拶Message

パプリカキッズラボ中今泉の開業にあたって

この度は、パプリカキッズラボのWebサイトをご覧いただきありがとうございます。当施設は、２０２２年９月に宇都宮市元今泉に、児童発達支援、放課後等デイサービス、保育所等訪問支援の３つの多機能型障がい児通所支援として最初の事業所を立ち上げ、間もなく１年が経過します。
そして、この度２０２３年７月に宇都宮市中今泉に第２事業所をオープンさせていただく運びとなりました。これもひとえに多くの皆さまにご利用、ご支持いただくとともに、関係者の皆様のご協力のおかげとこの場をお借りして御礼申し上げます。

さて、この第２事業所は「社会生活適応支援」というコンセプトによる放課後等デイサービス限定の施設としました。それは、ご利用いただいている保護者の方々から、お子さまの将来的な不安への支援を求める声が多く寄せられたことからです。

ご存じの通り、放課後等デイサービスは小学校から高校３年生までという幅広い層を対象としています。すなわち、放課後等デイサービスに通う期間というのは、大人になるために多くのことを学ぶ期間と言えます。それは、学校での勉強（アカデミックスキル）も大切なことですが、生きていくために必要なのは、子ども同士、友達同士で過ごす休み時間や、放課後で育まれるソーシャル、ライフスキルを学ぶことが、さらに重要なことと言えます。そこで、パプリカキッズラボ中今泉では、次の点に重点を置いた施設運営に努め、保護者の皆様の声にお応えしたいと考えます。

1．安全、安心、そして居心地のいい場所
保護者の皆さまが安心して預けられる安全な場所であること、そして子どもたちが「また行きたい」と思える居心地のいい場所の提供。そのために私たちは、広々とした庭を持つ戸建て住宅に施設を設けました。

2．社会との結びつきを
とかく日常的な交遊が少なくなりがち、本来の子どものような自らの放課後等の 活動をつくりづらい障がいのある子どもたちに対して、地域社会との結びつきをつくっていくこと。そのために、施設内での他者とのコミュニケーションづくりや共同作業、公共の施設等での屋外活動や、職場見学についても積極的に取組んでいきます。

3．ご家族との双方向コミュニケーション
お子さまの成長は、ご家族と施設が協同していくことが大切です。当施設は、ご家族への積極的な情報提供に努めていきます。それは、日頃のコミュニケーションはもちろんのこと、保護者対象の研修や、施設見学会によるお子さまの施設での様子が見られる機会の提供など。一方、保護者の皆様に協力していただくイベントの企画・開催、また、施設運営に関するご意見をいただく機会を設けるなど、双方向によるコミュニケーションを図っていき、より良い施設運営を目指していきます。

子どもたちには、それぞれに未来（これから）があります。私たちパプリカキッズラボは、その子どもたちが活き活きとした未来を迎えるための支援をしていくことが使命だと考えます。そのためにも、お預かりするお子さま一人ひとりの年齢と発達段階を捉えた上での、様々な支援活動を工夫を重ねながら展開して参ります。
株式会社インクルーシブ
代表取締役岩松 靖